充電電池を捨てる前に本当に使えないか確かめる方法と充電器買い換えのおすすめ

私の身の回りの電池はほぼすべて充電電池です。残念ながらeneloopを世に送り出したSANYOはなくなってしまいましたが、eneloop事態は無事Panasonicに無事受け継がれました。昔のニッケル充電電池と違って、Panasonicが出しているeneloopとEVOLTAはメモリー効果をあまり気にする必要がなく、継ぎ足し充電や長期間の放置を行っても大丈夫なので、これから充電電池を使うならおすすめです。

微妙な違いは、ちょっとだけ充電可能回数が多いeneloopか、一度の出力時間が少しだけ長いEVOLTA。気分で選んでもらって問題ないです。普通に使う分には大して変わりません。スタンダードモデルならカタログスペック上は約2,000回充電できることになっているので、一度に長時間使う必要がある人以外はスタンダードモデルでいいでしょう。お手軽モデルは容量がスタンダードに比べて二分の一なので、充電回数が当然増える。面倒くさいです。

スタンダードは1,950mAh近くに対して、プロモデルは2,500mAhである代わりに500回のみの充電となります。カメラのように一度の電池消費量が多いものに使うかな、といった程度です。とはいえ値段差がかなりあるので、一般家庭ではスタンダードモデル押しです。出力も1.2Vで変わりませんからね。長持ちが一番。

そんなに充電していないのに充電電池が使えなくなる問題

さて、eneloopに限らず、大昔の充電電池でも充電可能回数は300回以上のものがほとんど。

しかし、数十回充電しただけで突然使えなくなることがある。少なくとも200回は越えていない。電気製品の省エネが進むことで、一度フル充電した電池を使い切るまでに1ヶ月を越えることも少なくありません。そんな機器に入れているものでもいきなり使えなくなることがあります。

充電電池の調子を確かめられる機器を使っても電池に不良があると診断されるのです。

充電電池が使えなくなる原因

eneloopやEVOLTAのようにメモリー効果に強い電池でも、ひどいときには数回充電しただけで使えなくなることがあります。

電池をよく観察してみましょう。

  • 電池の底が凹んでいるような跡がある
  • 電池の+極と-極が黒ずんでいるかくすんでいる
  • 電池を入れている機器の接触部分が緩むか錆びている

機器の使い方によってはこうなっていることが多くあります。要は接触不良を起こしているんですね。黒ずんでいなくてもあんまりきれいじゃないな、と思ったらとりあえず次の方法を試してみてください。

電池を手入れをして復活させる

手入れ自体は黒ずんでいる場所を軽く手入れしてから充電するだけです。紙ヤスリ、爪ヤスリ、それがなければジーンズで軽くこするだけでもかまいません。ジーンズの端切れは割と万能で、カミソリの手入れにも使えたりするのでとっておくと便利です。

それはさておき、機器の方の調子が悪い時も、機器側の接触部分も同じようにしておきます。電池を挿入するときに余りにも堅いようなら、電池が変形してしまっていることもあるので、そのときはできる限り金具をいじって調節するしかありません。

あとは充電した後に、正常に動いているとわかっている機器で動作確認をするだけです。私は捨てるか検討した充電電池がかなり復活しました。

ただ、この作業をするには正常に充電できるようになっているのか確認するのに時間がかかってしまいます。正直面倒。充電できているのかできていないのかがすぐにわからないのが一番のネック。

異常を検知してくれるハイエンドクラスの充電器を使う

まず最初に、ハイエンドクラスの電池はいりません。ハイエンドクラスの充電器を使います。とはいっても充電器本体は2,000円もしません。

というのも、このeneloopとEVOLTA兼用の充電器には現行でEQ-CC53、EQ-CC55、EQ-CC57があります。他は特殊なので割愛します。EQ-CC57はバッテリーやらUSB充電機能がついているだけでごついので必要ない人がほとんどです。専用のモバイルバッテリーなどを利用した方がいいです。プリンターの複合機のスキャナーだけ壊れて場所とっているのに使えない、みたいな状態になってしまうので、個人的には分けて使うことをおすすめします。

比較対象とするEQ-CC53とEQ-CC55の違いは、約半分という圧倒的な充電速度の差と、電池残量の表示の有無です。ここ重要。すべてに影響してきます。他はだいたい同じですが、表示のわかりやすさは段違いです。

EQ-CC55で充電すると、どの電池がどのくらいの充電状態なのか、数秒で知らせてくれます。電池の異常は、私のケースでは一時間もかからず検知してくれました。異常のあった電池を取りはずし、上記の手順でほぼすべての電池が復活しています。

さらに買い換えおすすめ電池の通知もしてくれるのですが、上記の方法で復活する場合がありました。もちろんご臨終しているものもありましたが。もちろんどの電池をどれだけ使ったか管理していればいいのですが、面倒くさいから機械に頼るんです。それに、一般家庭に電極で状態をはかるものなんか置いてないでしょう。

正常に動いているかどうかを確認できるのが急速充電でさっさと確認できるのは非常に大きい。手持ちに結構な充電電池があるので、この機能が無ければ面倒くさくてやってられませんでした。

また、現在の電池残量を確かめられるのは、とりあえず緊急で必要なときに役立ってくれます。

手軽で簡単、おすすめの充電器

初めてeneloopとEVOLTAを使うなら、こちらの充電電池セットがおすすめです。

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以前からeneloopやEVOLTAを利用している人はこの充電器がおすすめ。特にLEDでの診断機能がついていない時代のものから比べると雲泥の差です。くれぐれもUSB出力の無い方をお選びください。コンセントがどうしても足りないというのなら止めませんが。

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ちなみにeneloop proの充電池のセットについている黒いEQ-CC55は色が違うだけで機能は全く同じです。インテリアに気を遣う人は選択肢がこれしかありません。掛け合って単体で売ってもらうか、オークションですね。

つい最近まで使っていた充電器の1つが初期に近いものだったので、どの電池にエラーが出ているのかがわからず機器の電池持ちにも影響していましたが、今は充電速度や判別機能が快適でたまりません。ここ最近の買い物でトップクラスの感激でした。どこに入れても問題なく急速充電し、診断を数秒で行い、充電中に異常も感知してくれるのでその電池だけ即対応できます。一度満充電してしまえば、他の機種で使っていた電池を同時に充電してしまっても状態は一緒なので、どれに何を使っていたか覚えておく必要も無し。

現状では単三電池とEQ-CC53がEQ-CC55充電器単体と同じ値段なのでよく売れているようですが、充電トラブルの対応をするには充電速度が速く、電池残量の把握できるEQ-CC55が圧倒的に有利です。地味ですがじわじわ効いてくる感じです。充電電池が仕様通りに持ってくれないとお悩み経験がある方は、ぜひ検討してみてください。もちろん気長に充電するよーという場合はEQ-CC53も全く悪くない製品なんですけどね。

省エネで手間いらずな楽ちん充電ライフを。