これはドリップコーヒーを飲む人向けの方法で、あくまで応急処置。けれど、それなりに紙パック式掃除機の嫌な臭いが抑えられます。それに1日1杯でなくとも、掃除するときに少し吸い込ませるだけでOK。お手軽です。
私はずっとゴミパック式の掃除機をメインで使用しています。その排気の嫌な臭いが気になっていましたが、つい最近、もののついでで解決しました。
私は家の構造の問題でゴミパックの容量が大きい掃除機を利用しています。具体的には4.5L。
しかも良い感じに空気がゴミパックの中を通り抜けるらしく、中を確認してみると吸ったゴミはゴミパックの底ではなく壁面に張り付くように圧縮されています。つまり風の通り道は常に確保されていて、吸引力がそうそう落ちないので、ゴミパックを取り替えるのは数ヶ月に一度になってしまいます。
しかも交換するのも説明書の通りではまったく取り替え基準に達しないので、何となく吸い込みが弱くなったかな?と思ったとき。中はダニ天国になっているかもしれない。
物持ちが良くて大変結構なのだけれど、1つ問題があって困っていました。排気の臭いがなんともいえない臭いになる。これはどんな掃除機を使っていても起きるのだけれど、場合によってはすぐに臭いがし始めるときもあります。これではあまり窓を開けたくないときに掃除機をかけるのが億劫になってしまう。
これの対策で芳香剤を吸い込ませる方法もあるけれども、そもそも芳香剤の臭いが苦手。
そんなとき、部屋の消臭、兼、芳香剤として利用しているコーヒーの出涸らしをこぼしてしまい、それを吸い込んだところ、ぴたりと臭いが止まりました。
このコーヒーの出涸らしの簡単な作り方をメモしておきます。とはいってもとても簡単。材料も元々ゴミなので全くお金はかかりません。
コーヒーの出涸らしから消臭剤を作る
工程はこれだけ。
- ドリップコーヒーの出涸らしを適当にそのまま放置して少し水分を落とす
- 適当な皿や設置用のカップなどに入れる
- 電子レンジで温める
- スプーンでかき混ぜて水蒸気が大量に出るようならまた3を行う
- 多少焦げ臭い臭いがしても構わないので水蒸気がほとんどでなくなれば完成
- 設置場所を痛めないよう冷ましてから設置する
これは部屋の消臭剤、兼、芳香剤として利用しても良い。
原理としては脱臭炭の臭い吸着と変わらないはず。しかもまたレンジで温めることによって、臭い分子が飛ぶので繰り返して使える。水分も吸い込むので定期的に電子レンジにかけると良い。シリカゲルが水分を吸い込んで使えなくなったのを、電子レンジで水分子を飛ばして再利用できるようにする感じ。
焦げ臭い臭いはそのうちおさまる。おさまらなくても問題なし。
利用方法はインテリアのように設置したり掃除機に吸い込ませたり
飾り棚にカップに入れておけば見た目も気にならないインテリアにもなります。できるだけ空気に触れる部分が多い方が効果が大きいような気もします。でも、そこまで気合いを入れたくはない。
今回は偶然にこぼしたものを掃除機で吸い込んだら効果があったのだけれど、新しいコーヒーの出涸らしができたら古いものを吸い込ませてもかまいません。
あの嫌な臭いがあっさりほんのりとしたコーヒーの香りだけに変化しました。
ただし、あくまでホコリ、砂利、ペットの毛や少量の観葉植物の葉や虫の死骸程度の場合。あまりにもきつい臭いがしている場合は、そちらの原因を取り除いてからの話。
掃除機に吸い込ませる量は少量でいい
とはいえ、永続的に効果があるわけではないので、時間が経つと排気の臭いがするようになります。
しかし、排気の臭いは掃除の時におさまっていればいいので、掃除機をかける直前に吸い込ませるだけで十分。できれば下処理してからがいいのですが、定期的に水蒸気を飛ばすタイミングと掃除機をかけるタイミングを合わせるだけで手間が省けます。
最初に電子レンジで水蒸気を飛ばして焦げ臭いというか、焙煎しているような臭いになっている状態で少量吸い込ませる程度で効果が出るので、毎日ドリップコーヒーを飲まない人でも安心。掃除機をかけるときに古いものを処理して少量吸い込ませます。
とはいっても限界はあります。
臭いがどうしても気になる場合は紙パックが一杯になっていなくてもさっさと取り替えるのが一番。純正紙パックは結構高いので、それをケチってというか節約するための方法を模索するわけなのだけれど。
汎用紙パックはお勧めしません。純正の紙パック以外は排気やフィルターがどこまで保証されているのかわかったものではありません。少なくともアレルギー体質の私は使う気になりません。だったら紙パックにゴミを溜め込むなという話なんですが、純正を使っている現在は溜め込んでも掃除中にアレルギー症状がでないので、十分フィルターがお仕事をしてくれているんでしょうね。。