ウェアリングデバイスで日本でもシェアを伸ばしてきたFitbitを購入してみました。アメリカでは大人気らしいですね。オバマ大統領もユーザーだそうです。トランプ大統領は知りませんが。
今回の選び方の基準ですが、私はiPhonで追加されたアプリ、ヘルスケアの項目“上った階数”が気になったのと、iPhoneを忘れたときの記録をとってくれればよかったのでFitbit Oneを選びました。安いし。
茶色もあります。
私が使っているのがiPhoneですが、Apple Watch2は電池持ちが18時間だから買いません。11日1回以上充電器に差し込まないといけないとか運動するとき以外使うなってのと変わりません。Apple Payは今のところ使わないし。
なので、電池持ちがいいFitbitシリーズがお手頃で使いやすいとおすすめできます。
ただし、Fitbitはヘルスケアとの同期は公式で対応していないので、専用の有料アプリ“Syncsolver Fitbit to Healthcare”が必要になります。逆にヘルスケアからFitbitに同期させるものもあるので、Fitbitの公式ダッシュボードで管理するかヘルスケアで管理するか、両方かで考えてアプリを購入しなければなりません。私の時はそれぞれ240円でした。
スマートフォンで特定のアプリを使いたいという人はヘルスケアで管理する。とにかくまとめて管理したいという人はFitbitダッシュボードでいいと思います。心拍数などの管理もしたいならダッシュボードの方が楽です。ぶっちゃけた話、ヘルスケアが見づらいんですよね。
必要最低限のものはすべて入っている
Fitbit製品すべてに共通して、必要最低限のシリコンクリップやワイヤレス同期端末は付属してます。公式ではわかりにくい書き方をしていますが、とりあえず買ってすぐオンラインのFitbit専用ダッシュボードや携帯電話のアプリと同期して使えます。そして汗や多少の水濡れは大丈夫。なので、同時にいろいろと買う必要はありません。本体だけで十分です。
ケースからの取り外しに5分、セッティングに2分程度でした。ケース堅すぎ。
一部の腕時計型の機種はベルトの交換ができないのでそれだけは要注意。ここで紹介している機種は大丈夫です。
Fitbitのどれを選ぶか
何となく健康管理を始める人は今のところFitbit Charge2を選ぶのがベストです。基本的なことは全部入りなので困りません。つけているだけで今の運動が何なのかを自動的に記録してくれます。眠るときは睡眠計になります。
水によく触れる人、プール通いをする人はFitbit flex2しかありません。水泳に対応しています。飛沫程度ならどの端末でも平気なので、よほど乱暴に扱わない限り、台所作業をする程度ではCharge2でいいでしょう。
プール通いしている人なら上記2つを購入して、水泳時にflex2を装着し、普段はCharge2を装着する、というのが運動記録にはベストです。
他は安ければ試しに買ってみてもいいんじゃないでしょうか。
だいたい全部に共通するのが、充電時間は1~2時間で、寿命は5日間。公式アプリで電池の状態がわかり、充電が必要なら警告してくれる。データは7日分は詳細に記録、それ以前は23日分日次データに変換。
食品記録機能などもついていますが、手動で行わなければならないものについては無視してます。カロリー計算なんかしなくても、暴飲暴食せずにバランスのいい食事をしていれば健康的な体は勝手についてきます。炭水化物を取り過ぎず、3食バランスのいい食事をとっていれば、いちいち食後に携帯やPCをいじってポチポチ何を食べたか管理する時間をとるなんて面倒くさいことをしなくてかまいません。家計簿の方が大事です。
Fitbit oneのメリットデメリット
とりあえず私の使っているFitbit Oneのメリットデメリットを述べていきます。
- 電池持ちがよく2週間くらい持つ
- 上った階数のカウントができる
- 安価
- 運動や睡眠を自動で判別しないので面倒
また、腕時計型が嫌いな人はこれしか選択肢がありません。
睡眠計や自転車などのエクササイズは手動で開始と終了をしなければなりません。ボタンを長押しするだけですが、慣れるまでは割と忘れます。また、自転車で移動しても歩数でカウントします。おそらくは歩数にカウントするとこれくらいだろう、というものになっているのではないでしょうか。公式の掲示板でもいまいちやりとりが意味不明です。
ただ、そもそも外出時は必ずスマートフォンを持って出るので、他のヘルスケアと同期できるアプリと併用すればデメリットはとくに感じません。
電池持ちに関しては、他の腕時計端末は5日程度が限界です。
Fitbit Charge2をおすすめする理由
とにかく何も考えずに使えます。
腕時計型で心拍数や移動速度などの各種センサーを通し、自動で運動の種類を判別してくれるところです。有酸素運動など自分では把握しにくい部分も記録してくれます。
ウェイトトレーニングなど動かないエクササイズにも反応します。当然、誤検知もありますが、気にせず放置で問題ないでしょう。例えば、掃除をしていたらヨガをやっていることになっていた、などです。それはつまり、心拍数や動作でそれ相当の運動を行っていると判断しているということなので、誤検知で「掃除しているだけなのにヨガやってることになってるんだけど……」なんて考える必要はないと思われます。掃除がヨガ相当の運動になっていると考えれば問題ありません。本格的にヨガなどの管理をしたい人はデータの修正をすればいいだけです。手軽に使うなら心拍数や歩数だけで十分です。
重要なのは自分がどのようなデータを必要としているのかなのです。カロリー消費量やどの程度運動できているのかが程度正確に把握できているなら、正確な運動の内容など必要ないでしょう。逆に、ヨガやサイクリングの時が重要なら、修正するなりそのときだけ装着するなりすればいい。
本格的にやるならライザップにでも行けばよろしい。栄養管理もしっかりしてくれます。
Fitbit Flex 2を選ぶ理由
防水機能。水泳するならこれしかない。
いや本当にこれだけなんですが。
心拍数が取れないので各種データの取得は甘くなりますが、でもプール通いならこれしかない。あと、細かいところですが、動作温度が45度までなので、温水プールでもまず問題ないでしょう。家のお風呂くらいなら気にする必要もないのもポイントです。つけっぱなししていてもいいのは結構大きい。
アプリで済ませるのももちろんあり
最近のiPhoneであればアプリでまかなえてしまえます。おそらくはAndroid端末でも同じでしょう。ぶっちゃけた話、常に管理できる人ならFitbitを購入する必要は全くありません。ただ、スマートフォンを持ち歩きたくない、時計をつける癖はあるけどスマートフォンはついつい車の中に置きっ放しにしてしまう、という人にはとてもいいウェアラブル端末になります。
何よりヘルスケアのデータが見づらいのをどうにかしてくれれば、もう少し選択肢が広がるのですが。
他の端末は型落ち品で結構細かいところで違いがあるので、あまり考慮しなくていいでしょう。バージョンアップで機能の改善をするのも新機種が優先です。
色とバントのサイズは選べるので、特にこだわりがなければ気にする必要もありません。
使いたいアプリがiPhoneにしかないのでiPhoneを利用していますが、Apple Watchに関しては電池持ちが改善されない限りは購入には踏み切れませんでした。
ちょっとした注意点
音楽などをしている人は、大幅に歩数計算がずれる可能性があります。ピアノなんかはじゃんじゃか腕を振るんだから当たり前ですよね。その場合、公式ではありませんが、足に装着するなどで対応をするしかなさそうです。ということでできればLargeの方がいいのかなあとは思います。