体のゴシゴシ洗いは体に良くない、肌に悪い、臭いの元となる分泌物を増やしてしまう。そんなことを言われても中々習慣を変えてまで実践していない人も多いでしょう。商品棚には硬くシャリシャリ系のボディタオルが未だに陳列されていますしね。
実際の所はどうなのでしょうか。脂ぎった汗だくのおっさんがそんな洗い方しても平気なのか。実際に中年のおっさんが泡洗いで臭いがきつくならないか実験してみました。
柔らかボディタオルに切り替え、洗い方も変える
今までのシャリシャリ系タオルを封印し、ふわふわ泡立ち系のタオルを購入してきました。100円ショップのものはすぐびろびろに伸びてしまったので、きちんと薬局で売っているものを用意。綿だと乾かすのに時間がかかりそうなので、水切れの良いポリエステルを選びました。パイル生地部分がふわふわで裏がメッシュのものです。
私が使ったのはサンファブレス「溢れる泡で洗う」という商品です。リピートしようと思ったら公式サイト以外に商品が無いので、次からはキクロン「あわまみれ」を使います。
どうせ泡だけで洗うのでどれを選んでもかわりませんが、普通に泡を塗りつけても平気な泡立ち系のボディタオルを使うのがよさそうです。
適当に石けんをつけてみたところ、とても泡立ちがよく気持ちが良い。
体の洗い方は単純で、ボディタオルで石けんを泡立て、そのままボディタオルで泡をくるくる塗りつけるだけ。その後はすぐにお湯で泡を流します。
最初の内はお湯で流した後で軽く体を触って脂が残っている部分をチェックし、次からはそこだけ他よりも丁寧に泡を塗りつけました。
脂が残りやすかったのは首や耳の後ろ、頬骨の後ろのくぼみ、鳩尾などです。
ゴシゴシ洗いを止めた結果「おっさんが1年続けても全く問題なし」
初めは垢を落としている気がしなくて落ち着きませんでした。友人や家族、久々に会った知人など、わりと容赦なく言ってくれる人に尋ねてみるという変態一歩手前なことをしてみましたが、全然気にならないとの事。
運動で汗びっしょりになった日も、顔の脂が酷い時も、まったくペースを変えずに洗っていましたが、誰も臭いが気にならないそうです。
垢はどうなっているのかというと、意外な事にそれほど出てきません。お風呂で皮膚を強めに垢よりをしてみると、それなりに出ては来ます。しかし、ゴシゴシ洗いしていた時よりも少し多いかな、といった程度。軽く洗うだけで必要のなくなった垢が落ちるというのは本当のようです。たとえおっさんであっても。
煙草やお酒など体臭の原因になるものが好きなら話は別
ゴシゴシ洗いしようが無駄です。ヤニのついたカーテンを漂白剤を入れた洗濯機に突っ込んだって落ちないのに、そんな簡単に臭いが取れるわけがありません。
ニンニクなども体の中から臭い成分が出てくるので、運動やサウナなどで汗から臭い成分を出して、さっと洗ってしまうのが一番ではないでしょうか。