これはカビキラーなどの漂白剤をかけてみても取れない汚れの最終的手段です。
もう多少痛んだところで構わない、取り替えてもいいかという時のみの方法なので、できればよそで紹介している方法を試してみてからの方がいい、と明記しておきます。
うちで見かけた代表的なものはこの三つ
- お風呂の床、タイルの隙間の青色の汚れ
- 水回りのピンク色
- トイレタンクなどの黄色いシミ
これらの汚れが全て普通の対応では不可能なレベルになっていました。全く掃除していなかった、というよりもそうなっていることについ最近まで違和感を覚えていなかった。
よく紹介されている方法では全く効果が出ず、丸一日かけても効果は微々たるもの。これじゃあ1年たっても終わらない。
なら汚れの質が違うのではないか。まったくメンテナンスしていなかった場所なんだから腐食しても健康の方が大事ということで色々試してみた結果、あっさり取れた方法です。
青色の汚れ
これは簡単に言うと水道管と石鹸成分の残りの結合、または腐食などが原因だそうです。
私の家ではお風呂のタイル目地は白いはずです。ところが蛇口下から排水溝にかけて水色というより鮮やかに真っ青。シンクホールのような色です。
本来はアルカリ溶液でこすれば取れるはずですが、家の風呂場では全く効果がありませんでした。
ピンクのシミ
これは菌で、カビの温床になるそうです。詳しくは専門のサイトで。
私の家ではシャワーホースの内側に存在しました。以前はシャンプーボトルの底などについていましたが、そちらはカビ対策を行ってからは全くついていません。
本来は漂白してからアルコール除菌などをするそうですが、全く取れないというか届かない。
黄色いシミ
これはトイレの水受けとタンクの中、そこから流す穴の周りに付着。
普通はクエン酸などで落ちるそうですが、いくらこすっても全くダメ。
尿と二酸化炭素が結合してできる炭酸カルシウムのはずが、タンク側にも大量についていました。
地下水を使っているのも原因かもしれませんし、趣味で花を飾っていたのも悪かったのかもしれません。
落ちなかった共通点はアルカリ系の洗浄剤を使っていたこと
カビキラーなどの漂白剤は良く色を落とし、殺菌もします。
しかし今回の汚れには漂白効果が全く効果がなかった。もちろん殺菌はしているんでいるんでしょうが、色は全くです。
酸性の洗浄剤を使ってみた
そこで、以前に電灯カバーを洗うときに使用したワイドハイターEXのあまりを使用してみたところ、微妙に落ちることがわかりました。
通常のハイターはアルカリ性、ワイドハイターEXは酸性です。
使い道の違いについては花王が簡単に説明してくれています。
これはいける、ということで一番掃除したいトイレ用のサンポールを購入。
サンポールを少しかけてみると、取れるか取れないか一瞬で結果が出ます。
私の環境では、青い汚れならかけた瞬間に一瞬で泡立って白くなるまで数秒。
ピンクの汚れもかけた場所からみるみるうちに色が消えていく。
黄色いシミもあっという間。
ただし、もう一度いいますが、本来の洗浄方法ではないので痛みや腐食などは覚悟しましょう。
できれば水垢にはクエン酸、皮脂や油系には重曹・セスキなどを利用した方がいいと思います。
まあ、私の場合は元々カビキラーとか振りまいていたので今更というか、もう痛むところは痛んでいるので以前より見た目もすっきり快適、特に困ってませんけどね。
酸性の洗浄剤とアルカリ系の洗浄剤は使い分けが必要
混ぜるな危険ですが、どちらにも相応の利点があるということがわかりました。
どちらでも菌は死ぬでしょうが、個人的な順番でいえば、アルカリ系統のカビキラーで菌やカビを退治してから丁寧に水ですすいで、酸性のもので汚れの残りかすである色を剥がすというイメージで使っています。