Amazon注文時の初期配送設定の削除方法:1-Click注文に注意、と昔のAmazon設定が酷かった四方山話

Amazon注文時に初期配送設定をしてしまうと以下の3つが設定されて、1-Click注文が動作するようになってしまいます。

  • 支払い方法
  • 配送先
  • 1-Click設定オン

1-Clickで何かお金が動くのが大嫌いなので削除することにしました。

まずは消し方だけさっとおさらい。

初期配送設定(勝手に支払い方法や)の消し方

アカウントサービス>アドレス帳と1-Click設定をオフ。

以上でOKです。個人的には規定の住所を削除します。毎回選ばないと気が済みません。

Amazonのわかりにくいところ

上記でもすでに「初期配送設定」と「規定の住所」と日本語が混乱しやすい表記になっているAmazonの悪い癖が全開ですね。

Amazonには普段からお世話になっています。ネットでの売買ではこれほど便利なところはそうそうないでしょう。しかし、外国資本なのが原因なのか、わかりにくい表現が多々あります。今はだいぶん改善しましたが、昔は相当酷かった。

外国資本なので仕方が無いにしても、設定の表示や配置、何がどういう働きをするのかめちゃくちゃわかりにくかったと記憶している人も多いのではないでしょうか。何を考えてあんな作り方にしていたのか理解できない。

そこでちょっとした思い出話。うろ覚えなので詳しい話は当時のサイトで。結構な騒ぎになったので今でも残っていると思います。

昔のAmazonで特に酷かった設定(今はほとんどそんなことはないはず)

Amazonには恐怖時代がありました。酷いではなく恐怖というところがミソ。最初から完璧なものなどないにしても、普通のサイト構成をしていれば即修正できそうな不便な構造が延々と放置されていました。それだけならよくありますが、内容がちょっと人によっては洒落にならなかった。

欲しいものリストの全世界公開の恐怖(今は非公開できます)

また、欲しいものリストがメールアドレスだけで誰でも検索できてしまう、人によっては社会生命を殺しに来るサイトでもありました。全世界公開処刑です。もちろん説明には「欲しいものリスト」は欲しいものをリストに保存としかでてこなかった。公開されるまではいいでしょう。メールアドレスと関連づけてさえいなければ。

当時は携帯電話全盛期。お金の関わることなので使い捨てメールを利用するよりも携帯電話のメールアドレスを使おうという人も沢山いました。そしてAmazonが便利だと利用者が珍しくなくなった時。実は最初からそんな仕様だったのかもしれませんが、誰かがその情報を公開して一気に炎が巻き起こりました。そして阿鼻叫喚。

今はおそらく問題ないはずですが、売っている商品やネットでの匿名性に期待をしているジャパニーズにはちょっとハードルが高すぎました。あんな商品やこんな商品に限らず、隠れ大きなお友達などメールアドレスを知られているだけで酷いことに。とある身近な社長さんの性癖が社員と親類縁者全てにばれたりと面白い悲しい事件もありました。

Amazonからは逃げられない、サインアウトができない恐怖(今は簡単にできる)

昔、Amazonを利用し始めた頃にサインアウトの場所がわからなかったのは私だけではないでしょう。何しろ買い物している画面にはサインアウトの文字もログアウトの文字も存在しなかったという恐ろしさ。

Amazonにはアソシエイトというアフィリエイトプログラムがあります。商品を紹介してその代金の一部を報酬として受け取れる広告収入の一種です。そのアソシエイトのためのサイトは通販利用者には全く縁が無く、リンクも端っこにちょこっとあったりなかったり、むしろ検索した方が見つかるのが早いという有様でした。

なんでそんなアソシエイトの話が突然出てきたのか。ここですでに嫌な予感がするところです。

アソシエイト用ページの端っこに、小さい、本当に小さな何の特徴も装飾もないテキストリンクで「サインアウト」と書かれていました。

それを押すか、ブラウザ側のキャッシュやクッキーを削除するのが唯一のサインアウト方法でした。

笑えません。

これに1-Click購入が合わさると結構な凶悪さになります。ネットに慣れていない人も多かった当時、悪徳業者サイトへのアクセスと同じくらい心臓に悪い思いをした人もいたでしょう。

他にも色んな手法でショッピングサイトへのログイン情報やブラウジング情報を盗もうとする事件は起きていたわけです。まだまだ黎明期に近く、ファイアウォールやアンチウィルスの浸透も今と比べればまだまだだった時代にログイン中のままなんてさせてはいけないはずです。量販店のネット体験端末で、Hotmail、今で言うGmailなどのウェブメールにログインしてクッキーを残したまま放置する人を頻繁に見かける時代だった、といえばわかりやすいでしょうか。

そしてスマホの時代へ

誰もかれもがスマホを持っている時代です。スマホも実際のところは小さなパソコンです。Android端末、iPhone、ほぼ全ての端末が何かにログインしている状態を保っています。子供でも使っている。

でも「ファイアーウォール?(アンチ)ウィルスソフト入れないといけないんでしょ?」なんて人も結構いる。便利なほどきっちり利用しているものの把握をして、いざというときに大混乱に陥らないようにしていきたいです。という話。
あ、私はAmazon好きだしすごく便利に使わせてもらってますよ!