就活前に離職率の高い企業を見分ける準備をする方法

就職活動をしていて避けたいのが、ブラック企業や社員を使い捨てしている企業。

今回気になったのは、就職活動マニュアルのテンプレートのように書かれている情報収集で、ずっと求人情報が出ているところは離職率が高く危ないというもの。ずっと求人情報が出ているといわれても、全部の企業を見ているわけでもないし、いちいちそれぞれの企業の求人情報を見たかどうかなんて覚えているわけがない。よくてうろ覚えです。

いつでも募集しているところが危ないなんてわかり切ったことです。誰がどう見たって怪しい。でも、いつでも募集しているかどうかがわからないんだから、そんなに言うならデータベース化してくれないと全然役に立たない話です。まあ実際にそんなもの作ると一部企業との全面対決になりかねないので、言葉を濁すしかないのですが。

しかし、最近の求人サイトは企業とのやりとりをするメッセージボックスがあり、ここに企業からのメッセージが届くようになっています。離職率の高い企業はとにかく人が足りず、常に人員を募集しています。普通では考えられないくらい誰にでもメッセージを送ります。そのメッセージを見ていると、どんな企業が離職率が高くどんな求人情報を出しているのか、特徴がよくわかります。

それには結構長い時間がかかるので、就職活動を始める一、二年前から放置で情報収集してみると面白い結果がでます。

求人サイトに規約に従って登録し「放置する」

捨てアドレスで適当に転職には厳しい年齢の人のプロフィールを入力するなり、ダメダメ人間として登録するなりします。規約で正直に書かないといけないと言われている場合は適当に、誰か協力してくれる人に登録してもらうといいです。規約に正直に書かないと正しいサービスが受けられない、程度にしか書いていないのであればあれば捨てアドレスでも大丈夫でしょうが、規約はきちんと読み込んで従ってください。

アカウントを作ったら、放置してみましょう。何故か色んな企業からオファーが来ます。年収600万とか色々書いてます。こんな登録内容の人にそんな儲けが出せる仕事ができると思ってるの?と疑問に思うこと間違い無しです。もちろん、まともなところも沢山ありますが、そういうところは話を盛ってないです。

年中募集しているサイトは年中オファーを送っています。転職サイトには企業とのやりとりをするメッセージボックスを設置しているところが多いので、そういった怪しい企業のメッセージ内容がどんどん溜まっていきます。離職率が高いと補充しないといけませんからね。

酷いところは、具体的な内容は何も登録してないのに送ってきたりします。あなたのプロフィールを拝見してって、何も書いてないです。

そんな変なところ多くないだろうと思いますよね。ところが結構あるんです。

メールでお勧めされる企業も疑う

もう一段階精度を上げるなら、求人サイトのメールで送られてくる企業を、Excelのようなものでまとめてみましょう。一日10通くらいまでならそれほど時間もかからないと思います。最初は大量に書くことになりますが、そのうち同じ企業が何度も紹介されていることに気づくはずです。

一見大企業で立派なサイトを持っているところでも、年から年中募集するのはちょっとおかしい。入社式の規模を調べてみるのもいいかもしれません。100人入って90人辞めるというのは、募集でミスマッチを防ぐ気なんかないところなので、お互いのためになりません。

どれもこれもがそういう企業ではありませんが、一年くらい放置して出てきた内容を見てみれば、そういった求人情報の雰囲気が見えてきます。来年就職活動する予定の人は試してみてはどうでしょうか。